ハイドロカルチャーとは
当農場ではハイドロカルチャー(水耕栽培)による
観葉植物を小さな苗から高木まで種類豊富に生産しております。
「ハイドロカルチャー」とは
土の代わりに礫材などを使用し、
底面給水(水を溜めて管理)にて栽培する方法です。
室内緑化などでも国内外多く利用される栽培工法(当社 事例リンク)で、
インテリアグリーンとしてご家庭で観葉植物を育てる際も、
様々ななメリットがございます。
ハイドロカルチャーの主な特徴
一般的な土栽培との違い
1.土の代わりに水耕用礫材(主にレカトン)で植え込み
植込み材(レカトン)
ハイドロカルチャー
一般的な土栽培
レカトン断面
レカトンは、粘土を約1200℃の高温で発砲焼成させた無機質の石(多孔室セラミックス)です。無機質のため、土に比べて清潔で虫が発生しにくく、比重0.6と軽量のため、室内緑化の施工やインテリアグリーンに土の代わりに使用されます。
また洗えば何度でも再利用できるエコな植込み材で、経年変化がほとんどないため空気層などの団粒構造を保ち根詰まりが起こりにくい性質があり、優れた保水・排水性、保温効果で植物の生育を支えます。
2.ハイドロカルチャー用の植物苗を使用
植物は水耕用に適した根が発根した苗(ハイドロカルチャー苗)を使用します。
葉音のポイント!
葉音の自社農場ではより良い苗の生産を目指し、レカトンにパフカルチップ・シリカソイルをブレンドした特殊な植込み材(プラネットソイル)にてハイドロカルチャー苗を育成しています。
プラネットソイル
葉音のハイドロカルチャー苗は、長年の経験から生まれた、より植物の健全な生育を促す
オリジナル開発の「プラネットソイル」にて育成しています。
プラネットソイルは以下の3種のブレンドです。
レカトン:
粘土を高温で焼成発泡させてた多孔質セラミックス。清潔、軽量、高い保水・排水・保温性、経年劣化しないなどの特徴から水耕栽培のベースとなる植込み材です。
パフカルチップ:
ピートモスを原料に発泡固形化した粒状の素材。吸水率調整に。
シリカソイル:
ガラスを粉末化させ焼成した、約1cm程の粒状物です。根が張りやすく、鉢全体への生長を促します。また主成分であるケイ酸が根から吸収されると、葉のクチクラ層が多く形成され、葉の育成を助けます。
3.底面潅水(水位計による水管理)
底面給水で水受け皿が必要ないので、ハンギングがこんなに簡単!排水がないので、水やりもハンギングしたまま可能です。
鉢底に水を溜めて、毛細管現象にて根に必要なだけの水分がいきわたります。
底面の水量の管理は、水位計で行います。
ポイント!水を常に新鮮に保ち、土壌(レカトン)内に空気を含ませるために、水やりは必ず、底面の水が空っぽになってから行います。常に水が溜まっている状態ですと、根腐れの原因となります。(詳しくは管理方法へ)
根にも酸素がいきわたる。
根も酸素を必要としています。団粒構造で酸素をたっぷり含んだレカトンでは、
根の呼吸が活発に行われ、健全に機能する根が育ちます。